海水配管のフジFWパイプの特長について
配管は給排水衛生設備から上下水道本管など採用事例が多岐にわたっていて、それぞれ用途に応じた素材と仕様となっています。
また、長期間安定して使用できることも重要であり、温度や圧力や環境などの外的要因とその変化にも耐えられることが求められます。
室内の露出配管と異なり、埋設管はいったん布設すると簡単には交換することができないため堅牢性能は必須であり、管内部を通す液体やガスと管外部の条件に長期間左右されないことが必須です。
布設後に管の補修や交換が容易にできない場所であることに加えて、工程や運用を停止させることができないことから、海洋深層水の吸水やプラントの排水用に用いる海水配管にも同様な性能が要求されています。
富士化工株式会社のフジFWパイプは、このような要求に応じた製品です。
ガラス繊維の強化材であるFRPを三層にした仕様で、外環境用には耐候層で対応し、管本体の強化用に中間層があって、流体を通すための層を耐食仕様としています。
この構造から、酸やアルカリや塩やその他の腐食性の液体やガスにも強く、外部圧力の常時荷重やその変化にも影響を受けません。
米国では40年以上前から軍需用やプラントで採用されて現在に至っています。
また、FRP製であることから軽量であり、運搬や布設時の円滑な作業が約束され、確実な接続と設置が可能です。
海水配管としても最適なフジFWパイプは、発電所や海水プラントや温泉や製紙工場などの数多くの場所で採用されている製品であります。