発電機に対する負荷運転点検のポイント
電力は発電所だけで作られるだけではなく、自宅や施設の中でも作ることができます。
その電気を作るための装置であるのが、自家発電機と呼ばれる設備です。
この設備があれば、もしも地震やその他の災害が起こって発電所が正常に機能しなくなった場合や、電線が切れるなどして電力の供給ができなくなってしまった際にも、自分の家や施設の中だけで電力を供給することができます。
ですが、この発電機が有事の際に必ず正確な作動ができるかどうかということについては、定期的に定められた回数の負荷運転点検を行う必要があるので注意が必要です。
それでは、どのようなポイントを踏まえた上で負荷運転点検を行えば良いのでしょうか。
その鍵となるのが、消防法に定められた実施要項にあります。
まず、点検の頻度としては必ず一年に一回は行わなければならないということに注意をしておきましょう。
もしも一年に一回の点検を怠ってしまった場合、消防法違反となってしまい、ペナルティを課せられる可能性があるので気をつけておいてください。
そして負荷運転点検においては、30パーセントの負荷をかけた状態で、安定した動作が行えていることを確認するので、短時間で点検を中断してしまうと、不具合を見つけることができなくなります。
さらに、自家発電機は熱や蒸気を発生させる物が多いため、それらを適切に換気できているかどうかも点検する際のポイントとなります。
その点を踏まえた上で、点検を行いましょう。